
ピアノを弾く姿勢や指の形、楽譜の読み方などをマスターしたら次は実際に曲の練習です。
でも最初にどんな曲を練習したらいいか分かりませんよね。
バイエルなどの教本を買って、載っている曲を一つ一つ練習していくこともいいですが、聞いたことがない曲ばかりでやっていて面白くなくなってしまうことがあります。
そこで今回は誰もが1度は聞いたことがある有名曲の楽譜を難易度順に5つ紹介します。
紹介する楽譜はすべて無料で使える楽譜です。
すぐに使えますので、ちょっと試しに弾いてみて面白くなかったら別の楽譜を弾いてみましょう。
楽譜の画像をクリックすると掲載しているサイトに飛びますので、画質が荒れて見にくい方はリンク先を参照してください。
初心者向けの簡単なものを選んでいますが、すべて両手で演奏する楽譜です。
右手と左手の両手での演奏もまだ慣れていない方は、今回ご紹介する楽譜を練習して技術を習得していきましょう。
①きらきら星
誰もが小さい頃に歌ったことがある「きらきら星」です。
きらきら星のメロディーは、おそらくピアノを練習したことがない人でもすぐに弾けるほど簡単なものですね。
しかし、右手のメロディーに左手の伴奏を加えるとピアノ初心者の方にはいい練習になります。
こちらは非常に簡単な伴奏(左手の①はずっと『ソ』)を付けてありますので、初心者でも弾きやすい楽譜です。
まずはこのきらきら星で、「両手で弾く練習」をしてみましょう。
もちろん最初は右手だけ、左手だけを練習してからです。
ちなみに音符の上下に記載してある数字は指番号です。
一つ一つ確認しながらゆっくり演奏してみましょう。
もし左手が難しい場合は①の『ソ』を外してもいいですよ。
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②ジングルベル
こちらも非常に有名な曲の「ジングルベル」です。
毎年クリスマスの時期になると、どこかしらで耳にするのではないでしょうか。
①の「きらきら星」よりも親しみがある方も多いかもしれません。
楽譜を見るとわかりますが「きらきら星」に比べて、右手に8分音符が出たり、左手に4分休符や全音符などが入ってきて少しだけ難易度が高くなっています。
最初はメトロノームを使いながら、リズムを崩さないようにして演奏しましょう。
左手にはスタッカートもありますね。余裕が出てきたらスタッカートにも意識しながら演奏してみましょう。
③ハッピーバースデー トゥーユー
誕生日に歌う曲といえばコレですね。
楽譜だけ見ると最初に付点8分音符に16分音符とつながり、わけが分からなくなりそうです。
しかし、自分が知っている曲だと頭の中に音が流れてきて演奏しやすいです。
自分の頭の中で「ハッピバースデー・・・」とリズムを刻みながら、もしくは歌いながら演奏してみましょう。
こういう風に知っている曲を演奏していくと、体感的に音符の長さを掴めるようになりますよ。
また今回はト長調の楽譜です。
楽譜に記載している通り、『ファ』は『ファ♯』になりますので注意して演奏してください。
④歓喜の歌
4曲目はベートーベン作曲の「歓喜の歌」です。
「はれたるあおぞら♪」の歌詞で有名ですね。
原曲を再現したらとても難しい楽譜になりますが、こちらは簡単にアレンジしています。
楽譜そのものは難しくはないのですが、①~③になかったクレッシェンドやメゾフォルテなどの演奏記号があります。
演奏記号にも意識しながら弾いてみましょう。
ちなみに楽譜の最後の音は「タイ」で、音の長さが伸びますので注意してください。
⑤コロベイニキ(コロブチカ)
最後はロシアの詩である「コロベイニキ(コロブチカ)」です。
こちらはテトリスのBGMで有名ですね。
曲名を聞いてもわからない方も一度聞いたら「あぁこれか」となるはずです。
ハ長調で左手も簡単ですが、曲の所々で黒鍵を弾く場面が多く、テンポも比較的速い曲です。
これをスムーズに弾けるようになったら入門難易度は卒業です。
番外編
最後に番外編でスタジオジブリの「天空の城ラピュタ」のエンディングテーマの「君をのせて」を紹介します。
この曲は左手で演奏する箇所がほとんど4分音符になっており、左手の練習にはちょうどいい難易度になっております。
最初に練習する曲にしては難易度が高いので番外とさせていただきました。
聞いたことがない方は「君をのせて」で検索してみてください。
出典
※2:MuseScore
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