
スタジオジブリは宮崎駿監督作品を始め、非常に多くの大ヒット映画を作り出してきました。
幼少期にジブリを見て育った方も多いのではないでしょうか。物語やキャラクター達ももちろん良いのですが、なんといっても主に久石譲さんが作曲された曲たちが非常に素晴らしいですね。本屋や楽器に販売されているピアノの楽譜を見てみても、「スタジオジブリ」でまとめた楽譜が数多く存在します。
私は「天空の城ラピュタ」が幼少期に一番見た映画でした。当時からピアノを習っていましたので、ピアノの発表会も先生に言ってラピュタの曲にしてもらった記憶があります。
今回はそんな「スタジオジブリ」作品に登場している主に久石譲さんの曲の無料ピアノ楽譜を抜粋して紹介します。
無料で掲載されている楽譜は、少しアレンジが下手な物が多く雰囲気が壊れているものがあります。そんな無料の楽譜の中でも質が高いと感じた楽譜をまとめています。
楽譜画像をクリックするとリンク先へ移動しますので、そちらでダウンロード等されてください。
画像の掲載元のサイトでは楽譜の無料閲覧(あるいはダウンロード・印刷)が可能です。
紹介する無料楽譜ではどうしても合わないという方はプロが書いた楽譜を書店やネットで購入してみてください。
風の谷のナウシカ
正確にはスタジオジブリの前身のトップクラフトの作品です。
鈴木敏夫氏・久石譲氏といった後のスタジオジブリのキーパーソン達がスタッフとして名を連ねています。
OP(風の伝説)
原曲がピアノの演奏のため、ピアノ用の(無料)楽譜も多く出回っています。
そのなかでもよく原曲を再現してあり、かつやや物足りない部分をアレンジしている楽譜です。
演奏の際はテンポよりも、強弱記号をよく見ながら、鍵盤のタッチに気をつけましょう。
曲のどこにクライマックスがあるのかは分かりやすいので、自分なりにタッチを変えてみてもいいかと思います。
難易度は中級です。
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ナウシカ・レクイエム
こちらのピアノ楽譜はメロディーが譜面上で分からなくなるほど、装飾している音符が続いています。
その上で全体のバランスを取ってあります。
よくここまでアレンジしたなーと感心してしまいます。
難易度は中級~上級です。
難易度的に問題ない方はぜひ演奏してみてください。
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天空の城ラピュタ
「天空の城ラピュタ」は宮崎駿監督の、とりわけスタジオジブリの作品の中でも最も好きと答える人が多い不朽の名作ですね。
なにより「ムスカ」とかいう圧倒的な存在感の敵キャラが印象的ですね。
また子供にとって、どこか現実味を帯びた不思議な世界への冒険が好きになる理由かもしれません。
君をのせて
ラピュタと言えばこれですよね。映画「天空の城ラピュタ」のEDで使用されている曲です。
楽譜①(ドレミ付き 入門)
まず最初に紹介するのは、j自作の簡単楽譜です。
ハ長調に移調し、ドレミの音階をつけています。また左手もシンプルにコードの根音のみで構成しています。
メロディーラインを使えばリコーダーや鍵盤ハーモニカなどでも演奏できますよ。
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楽譜②(中級)
最後はイントロやアウトロもついた難易度の高い楽譜です。
この「君をのせて」は比較的様々なパターンが公式で存在し、特にイントロとアウトロは全く違う形のものがあります。
そのなかでも個人的に好きなイントロとアウトロを組み合わせて作成しています。
キーは②と同じですが、原曲より少し高いです。
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天空の城ラピュタ
この曲はパズーとシータが雲の中からラピュタを発見するシーンで登場します。
飛行船?のゴンドラに2人が乗っているときのシーンですね。ラピュタがしだいに見えてきて、曲のボルテージが高まります。その後、神秘的なメロディーへと移っていきます。
私は小学生の頃に、ピアノの発表会でこの曲を弾いた思い出があります。そのぐらい当時はラピュタが好きで、そのなかでもこの曲ばかり演奏してました。
この楽譜はほとんどのフレーズにおいて単音で構成されています。左手も同じことが言え、その分散和音も同じ繰り返しのパターンが多く、見た目通り比較的簡単です。。
楽譜が長いのが難点ですが、初心者の方でも十分弾ける難易度ですので、チャレンジしてみてください。
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※楽譜が見れない場合は「コチラ」をクリック後、「Castle in the Sky, Laputa」のpdfをお選びください。
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となりのトトロ
「となりのトトロ」といえばほとんどの人が見たことがあるジブリ作品ですね。
金曜ロードショーでも放送回数で常に上位に位置する名作です。特に「さんぽ」と「となりのトトロ」は保育園などでも歌うほど有名ですね。
さんぽ
まずはトトロのオープニングテーマの「さんぽ」です。
トトロと言えばこの「さんぽ」と「となりのトトロ」が頭に浮かぶ人も多いでしょう。今では童謡としても扱われており、国民的楽曲となっていますね。
こちらは自作の初級難易度の楽譜です。
1番で終わらせているので、間奏や2版以降は省略しています。
調整できる方は、それぞれ調整されてください。
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となりのトトロ
有名な「となりのトトロ」の曲です。
作品の中ではED(だったかな?)で流れていますね。
楽譜①
こちらは自作のドレミ付きの入門難易度の楽譜です。
ハ長調で極力黒鍵を弾かないようにしています。また、左手をバイエル難易度まで落として、手の位置を固定して演奏できるようにしています。
反面メロディー部の右手はやや音域が広いので指の使い方に工夫が必要です。
右手と左手のリズムの違いに困惑するかもしれませんが、しっかりとメトロノームを使ってリズム感を習得していきましょう。
リンク先で演奏動画も聞くことができますよ。
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楽譜②
こちらはやや難易度が高い中級難易度の自作楽譜です。
ある程度ピアノが演奏できる方におすすめです。ハ長調に移調しているので原曲を頭で流しながら演奏するとやや違和感を感じるかもしれません
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魔女の宅急便
「魔女の宅急便」は1989年に放映された宮崎駿監督の作品です。
また歌手のユーミンがOPとEDを歌われていることでも有名です。
海の見える街
楽譜①(ドレミ付き 入門)
最初に紹介するのは自作の簡単楽譜です。
黒鍵をできるだけ使わないように移調し、ドレミの音階をつけています。特に左手はかなりシンプルにしているので初心者向けです。
右手のメロディーラインを使えばリコーダーや鍵盤ハーモニカ、ピアノアプリなどでも演奏できますよ。
難易度は入門です。
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楽譜②(初級)
次に少し難易度が上がった楽譜です。原曲のキーに合わせています。
難しい終盤などは省略しています。
難易度は初級です。
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楽譜③(中級)
最後に原曲をできるだけ再現した少し難しい楽譜です。
ある程度ピアノが演奏できる方向けとなります。
難易度は中級です。
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やさしさに包まれたなら
魔女の宅急便のエンディングテーマの「やさしさに包まれたなら」ですね。
ユーミンが歌う名曲です。
もはや説明は不要でしょう。
この楽譜は、原曲とは少し違っていて、いわゆるヒーリングミュージックになっている楽譜です。
Youtubeなどでヒーリングミュージックとして、これと同じ曲が流されています。
難易度は中級です。
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紅の豚
「紅の豚」は1992年に放映された宮崎駿監督の作品です。
紅の豚の収録曲の一部はジャズとしてもピアノでよく演奏されています。
キャッチコピーの通り「かっこいい」を映画の中で表現していますね。
帰らざる日々
紅の豚の曲の中でも一際目立つ有名な曲ですね。
ジャズの曲調が特徴的なこの曲は、よく動画サイトで見かけます。
楽譜を見てもらえれば分かりますが、3連符が非常に多い楽譜です。
慣れない方はメトロノームを使って、リズムをしっかりと意識して弾いていきましょう。
難易度は中級です。
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さくらんぼの実る頃
作中でジーナがレストラン?のアドリアーナで歌う曲ですね。
もともとはフランスの曲で「Le Temps des cerises」という曲です。
歌詞を日本語訳すると、さくらんぼがなる頃の風情を歌っている曲です。
日本でいうと「春はあけぼの~」みたいな感じです。
楽譜は主にメロディー譜と伴奏の2パートで構成されています。
弾き語りにはぴったりですが、ピアノ単体では向いていないかもしれません。
難易度は初級~中級です。
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耳をすませば
「耳をすませば」は1995年に放映された宮崎駿監督のスタジオジブリ作品です。
宮崎駿監督の作品としては珍しく、青春恋愛の映画ですね。
カントリーロード(Take Me Home, Country Roads)
最初に紹介するのは主題歌である「カントリーロード」です。
個人的には原曲もいいですが、映画でアレンジされた曲に月島雫の歌声のカントリーロードがとても好きです。
楽譜①
自作のドレミ付き入門難易度の楽譜です。
できるだけ黒鍵を弾かないようにハ長調に移調し、ドレミの音階をつけています
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楽譜②
次にある程度ピアノが演奏できる方向けの楽譜です。
序盤と終盤で雰囲気を変えていますので、好き嫌いは分かれるかもしれません。
リンク先に演奏動画もあるので一度確認してから演奏していきましょう
バロンのうた
次に紹介するのは「バロンのうた」です。
あまり曲名を聞いてピンとくる方はいないかもしれませんが、演奏してみると「なんか聞いたことがあるなぁ」となる人が多いかと思います。
難易度は中級です。
4つの音を同時に演奏する和音がときどきありますが、手がとどかない方は一番下の音を省いて演奏してみてもいいかと思います。
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もののけ姫
「もののけ姫」は1997年に放映された宮崎駿監督のスタジオジブリ作品です。
興行収入も約200億円にもなった有名なタイトルですね。
「黙れ小僧!」など名言が多いのも特徴ですね。
もののけ姫
楽譜①(ドレミ付き 入門)
最初に紹介するのは映画名と同じタイトルの主題歌「もののけ姫」です。
こちらの楽譜はドレミの音階付きの簡単楽譜になっています。
黒鍵を使わないように移調しています。
右手のメロディーラインを使えばリコーダーやピアニカなど他の楽器でも演奏できますよ。
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楽譜②(中級)
最後に中級難易度の楽譜です。
①同様に移調しているので、イントロに少し違和感を感じるかもしれません。
リンク先で演奏動画を確認してから弾いてみてください。
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アシタカせっ記
次に紹介するのはアシタカせっ記です。
壮大な雰囲気が特徴で、よくオーケストラでも取り上げられることが多い曲です。
タイトルの「せっ器」は「聶記」と記載し、「人の耳から耳へと語り継がれていく物語(伝説)」という意味です。
そのため「アシタカせっ記」は英語では「The Legend of Ashitaka」と訳されています。
こちらの楽譜は比較的簡潔に仕上げられています。逆に物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、本屋さんに売っている同じ曲の楽譜はもっと難易度が高いものが多いです。
難易度は中級です。
途中に出てくる装飾音符の短前打音が難しい方は無視して演奏しても問題はありません。
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千と千尋の神隠し
「千と千尋の神隠し」は2001年に放映された宮崎駿監督のスタジオジブリ作品です。
話題になった「もののけ姫」の後ということもあり、連日コマーシャルやニュースで取り上げられていましたね。
日本の映画での興行収入が2018年現在歴代1位担っている作品です。
個人的には「もののけ姫」のほうが好きなのですが・・・・
いつも何度でも
まずはこの歌「いつも何度でも」です。
日本レコード大賞では金賞にノミネートされた有名な曲ですね。木村弓さんの歌声はもちろんすばらしいのですが、個人的にはなんといっても歌詞ですね。「こなごなに砕かれた 鏡の上にも 新しい景色が 映される」というフレーズは特に好きです。。
こちらの楽譜の難易度は「初級」です。
初心者でも弾くことができる難易度かと思います。
左手は音域が広く、大きく手を動かしますが、ほぼすべて単音で構成しているので初心者の方でも弾きやすいかと思います。
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いのちの名前(あの夏へ)
「いのちの名前」は別名「あの夏へ」とも呼ばれる曲です。
よくこの2つはそれぞれの名前で楽譜に載ることもありますが、基本的に同じです。
「あの夏へ」に歌詞がついて歌われているものが「いのちの名前」というタイトルに変わっているだけです。
紹介する楽譜は曲の盛り上がり方、和音の使い方、ともに無料楽譜としては申し分ないと思います。
中級の難易度の楽譜です。
メトロノームを使ってまずはテンポを一定にしながら演奏しましょう。
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猫の恩返し
「猫の恩返し」は2002年に放映された森田宏幸監督のジブリ作品です。
「耳をすませば」の主人公、「月島雫が書いた小説」という位置づけの物語です。
特に若い世代の女性にヒットし、放映年の2002年には邦画での興行収入は1位となりました。
主題歌の「風になる」は今でもカラオケランキングに入るほどファンが多い名作です。
風になる
ファンが多い「風になる」です。
紹介するのは自作のある程度ピアノが弾ける方向けの楽譜ですが、1番だけで終わっていますので間奏などはありません。リンク先で演奏動画の確認もできますよ。
難易度は中級です。
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Katzen Blut
次に紹介するのは「Katzen Blut」です。
たしか主人公のハルがバロンと一緒に舞踏会でダンスをしたときの曲だったと思います。(違ったらすみません)
この楽譜はワルツの楽譜です。
特に左手の伴奏は「ズン・チャ・チャ」の最初の音「ズン」を強めに弾くようにクセづけましょう。
難易度は初級~中級です。
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ハウルの動く城
「ハウルの動く城」は2004年に放映された宮崎駿監督のジブリ作品です。
このときは声優陣が芸能界で有名な方ばかり使われていたこともあり、放映前は賛否両論でした。
実際に放映された後は、さすが宮崎駿監督といわんばかりのヒットでした。
人生のメリーゴーランド
ハウルの動く城と言ったらやはりこの曲ですね。
ジブリの楽譜にもよく掲載されています。典型的なワルツ曲です。
そのため演奏の際はワルツらしく、最初の「ズン」を強めに、「チャ」を弱めに演奏するようにしましょう。
紹介する楽譜は自作の中級難易度の楽譜です。
難易度は中級です。
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世界の約束
次に紹介するのは「世界の約束」です。
ハウルの動く城のEDの曲ですね。
原曲は非常にシンプルな曲です。
紹介する楽譜は、原曲に劣らない完成度です。
ややアレンジが入っており、ヒーリングミュージックとしてもお使いいただける雰囲気に仕上がっています。
難易度は初級~中級です。
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出典
あ says
ジブリの楽譜が開かない
tinu says
コメントいただきありがとうございます。
いくつかのリンクが崩れていましたので、修正いたしました。
また、楽譜のいくつかは直接リンクされないものがございます。それらについては注釈をご確認ください。