
クラシック音楽の作曲者で、日本人が一番好きな作曲者は「モーツァルト」だそうです。
モーツァルトの曲は、ほとんどが明るくどこかポップな曲ばかりなので、これには納得ですし実際私もモーツァルトの曲は大好きです。
今回はそんなモーツァルトが作曲した中でも特に有名な「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のピアノ楽譜を紹介していきます。
この曲は現在でもときどき様々なCMで使われている曲ですね。
もし頭に浮かんでこない方がいらっしゃいましたら、こちらのyoutubeの動画で思い出してみてください。
目次
タイトル「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の意味と雑学
アイネ・クライネ・ナハトムジークと呪文のような言葉ですが、これにはきちんとした意味があります。
アルファベットでこのタイトルを記載すると「Eine kleine Nachtmusik」となります。
ピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、この言葉は実はドイツ語なんです。
ではどんな意味になるのでしょうか。
「ドイツ語」→「英語」→「日本語」と順番に1つずつ訳していきます。
「Eine」→「The(もしくはa)」→(意味はなし)
「kleine」→「little」→「小さな」
「Nachtmusik」→「Night music」→「夜の歌」
つまり
「Eine kleine Nachtmusik」→「A Little Night Music」→「小さな夜の歌(小夜曲)」
となるわけです。
では「小夜曲」ってどんな意味なのでしょうか。
「小夜曲」は「セレナーデ」と同じ意味を持っており、主に恋愛をモチーフにした音楽のジャンルのことを言います。
そもそもモーツァルトは数多くのセレナーデを作ってきました。
18世紀後半、セレナーデはヨーロッパ中南部、特にモーツァルト10年間を過ごしたウィーンで大きな人気を博しました。
そのため当時の音楽家たちは、セレナーデのような作品を作り、演奏してもらうことで収入源を作っていたとされています。
この「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」はそんな流行っていたセレナーデの1つとして数えられています。
楽譜紹介
では本題に戻って無料の楽譜を紹介していきます。
作曲されてから200年以上経っていますので、様々なアレンジもされています。
自分の難易度や好みに合った楽譜を選んでみてください。
楽譜の画像をクリックするとリンク先へ移動します。
リンク先でダウンロードや印刷が出来ます。
ダウンロードして印刷したり、iPadなどのタブレットで見ながら演奏してみましょう。
アイネ・クライネ・ナハトムジーク_無料ピアノ楽譜①(初心者向け)
最初に紹介するのは初心者向けのピアノ楽譜です。
曲の要点だけを絞って、シンプルに仕上げられています。
また楽譜自体もかなり短くまとめられており、少しの練習ですぐに演奏できる楽譜です。
難易度は初級です。

アイネ・クライネ・ナハトムジーク_無料ピアノ楽譜②(初心者向け)
次に紹介するのも初心者向けのピアノ楽譜です。
①の楽譜よりはやや難しい難易度になっています。
特に2和音の16分音符は、ピアノを始めたばかりの方には難しい箇所になります。(9小節目など)
一度リンク先で演奏を聞いた後、挑戦して難しいようでしたら①の楽譜を選ぶようにしてください。
難易度は初級です。

アイネ・クライネ・ナハトムジーク_無料ピアノ楽譜③(中級)
次に紹介するのはこちらのピアノ楽譜です。
ここから一気に難易度が上がります。
こちらの楽譜は細かい演奏記号までこだわって作られた楽譜です。
かなり原曲のオーケストラの演奏を再現されています。
今回紹介する楽譜の中でもっともおすすめの楽譜です。
難易度は中級です。

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