いきなりですが、右手で音階を弾いてみてください。
真ん中のドからその1オクターブ上のドまで続けて弾けますか?
指番号が「12312345」となっていれば正解です。
ここで、「3→1」の時に親指を中指の下にくぐらせる必要がありますが、スムーズに弾けましたか?
指を柔軟にくぐらせるにはある程度のコツと練習が必要です。
コツを2点紹介するので苦手な方はぜひ参考にしてみてください。
手首をスライドさせる
親指をくぐらせる時に手首が沈んだり上がったりしていませんか?
手首が動くと無駄な力が入ってしまい綺麗な音階を弾くことはできません。
ミに置いた中指を中心として手首を素早く右にスライドさせると、自然に親指が右に動きます。
この時、手首に力は入れずに楽に弾いてみてください。
きっと今までより楽に指をくぐらせることができるはずです。
指を寝かさない
指を寝かして弾いている方は同時に手首の位置も鍵盤より下がっていることと思います。
これは音階に限らずピアノを弾くうえで非常に悪いポジションです。
指を寝かしてしまうと、中指の下を親指がくぐりにくくなり、テンポが悪くなってしまいます。
また、指先に無駄な力が入ってしまい、速いパッセージを弾くことが困難になります。
鍵盤を抑える時は、猫の手のように、あるいは、卵をつかむように、と教わったことがあるかと思いますが、まさにその通りにすると、手首が鍵盤より下がることは決してありません。
指を寝かさないということを意識しながら音階の練習をしてみましょう。
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