ピアノを正確に弾くためには、細かい指の動きが欠かせません。
フィギュアスケートの選手が美しい演技のためにストレッチを行うのと同じく、日々の練習や本番での演奏をより効果的にするためにも、指を柔軟にしておく必要があります。
昔のピアニストは、より多くの鍵盤を打鍵できるように指と指の間を切ったと言われていますが、なかなかそのようなことは簡単にはできません。
そこで、ちょっとした空き時間にできる、指の柔軟体操をご紹介します。
指回し運動
この運動は小さい頃から癖で行っている人も少なくないでしょう。
- 両手の指先をそれぞれ合わせます。
- 親指だけを離し、指同士がぶつからないように注意しながらクルクルと回します。
- 右回り、左回りを行ったら、人差し指に移行します。
これを全部の指で行えばトレーニング完了です。慣れていないうちは指同士がぶつからないように回すだけでも大変ですが、そのうち段々早く回せるようになってきます。毎日少しずつ挑戦してみましょう。
指広げ運動
この運動は指と指の間を広げる効果があるストレッチです。
- 右手の親指と人差し指を立てて他の指は握ってください。
- その二本の指で左手の親指と人差し指の間をグーっと伸ばしてください。指を痛めてしまったら大変なので、決して無理に伸ばしてはいけません。
- 左手の人差し指と中指の間、その次に中指と薬指の間、という風に順番に移行していき、左手と右手それぞれ行います。オクターブを弾くのが厳しい、という方は、この運動を毎日定期的に行うと指が広がって弾きやすくなるでしょう
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