そもそもシンセサイザーって何?
シンセサイザー( synthesizer)とは音を合成することができる機械です。
シンセサイズ(synthesize)という「合成する」という意味の動詞が名詞化し「er」がついています。
合成できることが条件のため、鍵盤がついていないシンセサイザーも存在します。
キーボードとシンセサイザーは何が違うの?
キーボードとは鍵盤がついている楽器(特に電子楽器)すべてを指します。
そのなかでシンセサイザーは音を合成することができるものです。
例えて言うと、犬のなかのプードル(キーボードのなかのシンセサイザー)というところです。
ただし、前述の通り鍵盤がないシンセサイザーはキーボードとは呼べません。
音を合成するってどういうこと?
「音を合成する」と言われても「ド」と「レ」を合成して「ド♯」にするわけではありません。
「ド」と「レ」を別々に弾いて、同時に鳴らすことです。
分かりやすく言えば和音を作ることです。
シンセサイザーは何に使うの?
シンセサイザーを使ってできることはいくつもありますがその中で具体的なものを2つ紹介します。
1人でオーケストラ
様々な楽器の音を別々に演奏して、それを合成することで1人でオーケストラを演奏することができます。
楽譜の中にはバンドスコアのように様々な楽器の楽譜が1つにまとめられているものがあります。
シンセサイザーを使うことで、それらを同時に再生することができるのです。
こちらはピアノでもオーケストラでもありませんが、ビートボックスで有名なDaichiさんがシンセサイザーを使って演奏しているYoutubeの人気動画です。
なんとも楽しそうですし、聞いているこっちも微笑んでしまいます。
音楽の作曲
こちらも1人オーケストラと要領は同じですが、目的が違います。
作曲に関しては鍵盤がついているシンセサイザーを使うほうが一般的でしょう。
シンセサイザーには様々な音源が予め入っているため、楽器を選んで合成することができます。
そのため、それぞれの楽器を鍵盤(やソフトウェアなど)で演奏しながら合成することで曲が出来上がるのです。
特に最近は非常にリアルな音を再生することができるものが多く、実際に演奏されているかのような音質で聞くことができます。
さらに「ボーカロイド」を始めとする、歌声を演奏するものもありますので、これを組み合わせることでJ-POPなどの作曲もできるわけです。
また、デジタルな音源ですので、当然録音やPCへの出力も簡単です。(そもそもPCと接続しながら使うものが多いですが・・)
自分が作曲した曲をインターネット上にUPして聞いてもらうこともできるわけです。
最後にこちらはYAMAHAのMontateというシンセサイザーを使った動画です。
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