ピアノで新しい曲を学ぶことは、特に初心者にとっては難しいことです。
その大変さから、新しい曲を練習することに億劫になり、弾ける曲ばかり弾き始めてしまうこともあります。
今回は新しい曲を弾くためのヒントをいくつか紹介します。
聴く
まずは演奏する前にその曲を数回聴いてみてください。
曲を頭の中にインプットして、理想の演奏をイメージ出来れば理解が早まります。
また同時に、意識して聴くことでイアートレーニングにも繋がります。
YouTubeなどの動画サイトで検索すれば大半の曲が出てきます。
もしピアノで演奏している動画が見当たらない場合は他の楽器を使ったものでも構いません。
実際に音楽教室でも、練習に入る前に先生がお手本として演奏するケースは少なくありません。
特に難しい曲であれば、最低でも1週間はその曲を聴いてみたほうがいいでしょう。
自分が演奏する理想の形をイメージできるようになるまで聴いてみてください。
歌う
曲のイメージがついたら、その曲を聴かずに歌ってみましょう。
まずはメロディーからです。メロディーが終われば伴奏部分を口ずさんでみましょう。
J-POPなどの歌詞がついている曲であれば歌詞を歌って構いませんが、ないようなものは鼻歌で歌ってみてください。
また、もし分かればその音階の名前を歌っていきましょう。
もし全体を通して歌うことが難しい場合は、1フレーズずつ刻んでいきましょう。
場合によっては1小節ずつでも構いません。
なんとなくのイメージで歌い始めて見ると、「あれ?ここの音程どうだったかな?」と思うところが見つかります。
再度その部分を聴いて、自分のイメージを確立させましょう。
より理解度が深まっていきます。
いざ練習
音程を間違えずに歌うことができればピアノを演奏してみましょう。
ここからはいつもどおり、右手から練習し、次に左手と片手で演奏していきます。
一気に通して演奏せずに、1フレーズごとに確実に弾けるようになるまで繰り返して練習しましょう。
それができるようになったら、最後に両手で合わせてみましょう。
ここで曲があまりにも難しい場合は、調を変えたり(例えばト長調からハ長調)、音を減らして演奏してみましょう。
最後に
新しい曲を学ぶことは、本来とても刺激的で楽しいものです。
億劫にならずに一歩を踏み出して、演奏前に聞いたり歌ったりして曲のイメージを確立していってください。
すぐに練習が楽しくなるでしょう。
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