スポーツの応援歌から、映画のテーマ曲まで様々な場所で使われる「エンターテイナー」。
そのタイトル(エンターテイナー=相手を楽しませる人)の通り、まさに演奏が人を楽しい気分にしてくれますね。
クラシックを中心に、多くのピアノの曲は、曲の中に悲しいフレーズであったり激しいフレーズがあったりするものです。
しかし、この曲に関しては最初から最後までハッピーな状態で演奏でき、また聞ける曲です。
実はこの曲は1902年にスコット・ジョプリンが作曲した当時は全く流行りませんでした。
1974年にマーヴィン・ハムリッシュによって編曲されたものが、映画のテーマ曲になったこともあって世界的に広がりました。
今では老若男女問わず、幅広い世代に愛されているピアノの曲ですね。
では早速楽譜の方を紹介していきます。
比較的早めのテンポで演奏されるものを聴くことがありますが、YouTubeを聞いての通り、原曲はややゆっくりしたテンポで演奏されます。
しかし、実際に演奏してみると「思っていたより難しい」と感じる曲です。
私がそうでしたが、「簡単そう」というイメージから入ったら挫折してしまいますので、しっかりと気持ちを入れて取り組むようにしましょう。
エンターテイナー 無料楽譜①(ドレミ付き)
最初の楽譜は私が書き起こした、子供さんやピアノを始めたばかりの初心者向けに作ったメロディー譜です。
エンターテイナーの最初のメロディーのみを抜き出しており、曲全体はカバーしておりません。
まずこの楽譜はどう頑張っても黒鍵を使うことになります。
フラット(♭)やシャープ(♯)に気をつけて演奏するようにしてください。
さらに全体で2オクターブ以上の鍵盤を使います。
同じ「レ」であっても、高い「レ」と中間の「レ」と低い「レ」がありますので、楽譜をよく見て間違えないように注意しましょう。
スマホのピアノアプリやピアニカなどで演奏される方はこちらをお使いください。
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エンターテイナー 無料楽譜②
次に紹介するのはこちらの初心者向けの楽譜です。
右手・左手どちらも「ヘ音記号」です。「右手はト音記号」というイメージで入ってしまうとぐちゃぐちゃの曲になりますので注意してください。
両手を使って演奏しますが、要所要所で和音をなくし、単音のみの簡単演奏にアレンジしてあります。
とはいえ、初心者向けとは言えないような右手の動きがあります。
まずは右手だけで十分に動きを習得してから両手の練習に臨みましょう。
初心者向けの中では難易度は高めになります。
エンターテイナー 無料楽譜③
最後に紹介する楽譜はほぼ原曲通りの楽譜です。
原曲にややアレンジも入っていますが、聞いていて一番楽しくなる楽譜だったので紹介させていただきます。
②までの楽譜に比べて、かなり和音が多く、黒鍵も多く使います。
難易度はやや高いですが、基本のメロディーさえしっかり掴んでおけばそれほど難しくはありません。
特に右手の和音に関しては、同じ指の形のままスライドして演奏をしていくものが多いです。
一度ゆっくりしたテンポで最後まで演奏できるようになれば、そこからはすぐにマスター出来るでしょう。
楽譜を見てもらえばわかりますが、やや音符が詰まっていて見にくいのが難点ですね。
羅拉蘿蠡 結愛 (匿名) says
無料楽譜ありがたいです。ほぼ原曲も頑張ってみようと思います。
mari says
映画「スティング」大好きでした。ありがとうございます。