ピアノの上達には毎日の指の訓練が欠かせません。
まだまだピアノ初心者の皆さんも、いずれはベートーヴェンのソナタなんかを弾く機会があるかもしれませんが、15分~20分ほどの大曲を弾きあげるには今よりもっと筋力を付ける必要があります。そこで、毎日のフィンガートレーニングにオススメする楽譜を3冊ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
全訳ハノンピアノ教本
ハノンはあまりにも有名すぎて既に練習されている方も多くいるかと思います。音階やアルペジオを中心とした練習曲集で、トリルやトレモロなどの装飾音もふんだんに使用されています。様々な調で構成されているため、ピアノ初心者の方には、調合に慣れるという意味でもとてもオススメする楽譜です。
モシュコフスキー 15の練習曲
ハノンに比べるとメロディー性がある魅力的な曲ばかりで、多声音時の旋律の奏で方やレガート奏法を身に着けることができます。初心者の方には少々難しい曲集かもしれませんが、完成度を上げるに連れてどんどん弾くのが楽しくなるのでぜひ挑戦してみてください。
ツェルニー 練習曲
ツェルニーの練習曲集は、100番、110番、30番、40番、50番、60番があります。ハノンと同じく音階やアルペジオを中心とした曲が多いですが、調性もしっかりとしているので、基礎的なテクニックの他に豊かなハーモニーの奏で方を身に着けることができます。ちなみに豆知識ですが、ツェルニーはベートーヴェンにピアノを教わり、リストにピアノを教えたというすごい経歴を持っている人です。
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