バッハの美しい旋律が楽しめる「平均律クラヴィーア曲集」。
平均律クラヴィーア曲集は1巻辺り24曲の全2巻構成で、様々な調の曲が計48曲収められています。中でも有名なのは第1巻の第1番であるハ長調の前奏曲とフーガ、BWV 846です。この曲はクラシックの定番としても位置づけられており、ピアノの練習曲としてもよく使われる名曲です。
ちなみに「平均律クラヴィーア曲集」という名前はとても難しい日本語ですが、英語から考えると意味は簡単です(原題はドイツ語ですが)。この英語タイトルは「The Well-Tempered Clavier (Songbook)」といいます。直訳すると「よく調整された鍵盤楽器の曲集」です。原題のドイツ語を見ても、この作品名には(厳密には)「平均律」という意味は使われていません。つまり「平均律」という言葉を深く考える必要はないのです。この曲名を覚えるときは意味よりも固有名詞として覚えたほうがよさそうです。ちなみに「クラヴィーア」はざっくり言うと「鍵盤楽器」です。(これを日本語で平均律クラヴィーア曲集と名付けた人は、なぜ素人でも分かるような分かりやすい日本語を使わなかったのでしょうかね。もはやかっこいいを通り越して中二病くささを感じてしまいます。)
今回はそんなバッハの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番」の無料ピアノ楽譜を紹介していきます。
原曲通りの楽譜もあれば、難易度別にアレンジしたものもあるので興味がある方はチャレンジしてみて下さい。
目次
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番
それではバッハの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番」の無料楽譜を3つ紹介します。
それぞれの楽譜をよく見て、もしくは聴いて、好きな楽譜を選んでみましょう。もちろんダウンロードして印刷することができます。楽譜画像をクリックするとリンク先へ移動しますので、そちらでダウンロードや印刷をされてください。
今回紹介する無料楽譜で気に入ったものがなければYAMAHAが運営するぷりんと楽譜で販売されているプロが作ったピアノ楽譜を購入して演奏してみましょう。
-平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番-無料楽譜①(初級)
最初に、やや初級アレンジが入った楽譜です。
原曲の音の長さを変えて、ペダルを使うことでそれっぽく演奏できる簡単な楽譜です。
-平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番-無料楽譜②(初級~中級)
次にほぼ原曲通りの楽譜です。
原曲の無料楽譜はいくつもありますが、こちらは丁寧に指番号が振られていたため選びました。
厳密には、バッハが書いた原曲は2音目が右手での演奏になっています。しかし現在販売されている多くのピアノ教本ではコチラの楽譜と同じ用に左手での演奏になっています。どちらでも問題ありませんが、簡単なのはこの楽譜と同じ左手での演奏です。
-平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番- 楽譜
最後にYAMAHAが運営している「ぷりんと楽譜」さんのプロが作った楽譜です。
有料ですので、上記の無料楽譜で満足できなかった方はこちらから探して見てみてください。連弾用楽譜やジャズアレンジなども販売されていますよ。
1曲単位で購入できるので書店で楽譜集を買うよりお買い得です。
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