ベートーヴェン作曲のなかでも最も有名な曲である、交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」。
「運命」の中でも特に第1楽章の、「ダダダダーン」というとても印象的な始まりは1度聞いたら耳に残るメロディーです。よく言われるエピソードとして、ベートーヴェンは耳が聞こえなくなったあとに自分の運命について書いた曲というのがありますね。
今回はそんなベートーヴェン、交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」の有名な第1楽章の無料ピアノ楽譜をいくつか紹介していきます。
原曲は交響曲ですので、ピアノ楽譜ではありません。あくまでもピアノ用にアレンジした楽譜になります。忠実に再現した楽譜はもちろん、弾きやすいように変えた楽譜もあります。難易度や雰囲気に合わせて自分にピッタリの運命の楽譜を見つけてみてください。ドレミ付きで右手だけでの楽譜もありますので、初心者の方や小さなお子さんはそちらの楽譜をご利用ください。
運命の豆知識
楽譜を紹介する前にこの「運命」の豆知識を説明します。
クラシックでよくある話ですが、この「運命」という曲名は後の人が勝手に読んだだけで、ベートーヴェン本人は名付けていません。ただ、世界各地でこの曲を「運命」または「運命交響曲」と言われているのは、第1楽章の冒頭の「ダダダダーン」の音をベートーヴェンが「運命が扉をたたく音」と言ったからなのです。
ちなみに第1楽章の冒頭だけ聞くと、この曲は『激しい怒り』や『絶望』を表現しているだけのように感じるかもしれませんが、最終楽章は『壮大な歓喜』を表現しているのがよく分かります。有名なのは第1楽章ですが、最終楽章まで含めて「運命」ですので、興味がある方は上記のYoutubeなどでぜひ最後まで聞いてみて、その変化を感じ取ってみてください。
運命 第1楽章 無料楽譜
それでは「運命」の無料楽譜を3つ紹介します。
それぞれの楽譜をよく見て、もしくは聴いて、好きな楽譜を選んでみましょう。もちろんダウンロード・印刷は可能です。楽譜画像をクリックするとリンク先へ移動しますので、そちらでダウンロードや印刷をされてください。
今回紹介する無料楽譜で気に入ったものがなければYAMAHAが運営するぷりんと楽譜で販売されているプロが作った運命のピアノ楽譜を購入して演奏してみましょう。
-運命-無料楽譜①(メロディー譜 ドレミ付き)
こちらは自作の初心者向け楽譜のメロディー譜です。
ピアノを始めたばかりの初心者向けとなっているためドレミの音階も付けており、黒鍵をできるだけ使わないようにハ長調に移調しています。
音域が少し広いため、ピアノを始めたばかりの方や小さなお子様が鍵盤ハーモニカなどでメロディー演奏するには少し難しいかもしれません。
-運命-無料楽譜②(初級)
次に初級難易度の両手楽譜です。
①同様に演奏しやすいようにハ長調に移調されております。すべて単音のみで構成し、できるだけ難しい箇所を減らしています。
音域が広いことや手の交差が発生することなど、やや「初級」のなかでも難しい楽譜です。
<演奏動画>
-運命-無料楽譜③(中級~)
最後に他サイトの楽譜の紹介です。
ほぼ原曲通りのやや高難易度になっている楽譜です。とはいえ原曲の難易度は易しい方ですが。
右手だけなら頑張れても左手のトリルの多さに指がツル方もいらっしゃるかもしれないと思いながら紹介しています。。。
何より曲は春の訪れを感じて、楽しく演奏する曲だと思います。少しトリルの早さを抑えてでも、自分が気持ちよく演奏することに重きをおいたほうがいいかと思います。
運命 楽譜
最後にYAMAHAが運営している「ぷりんと楽譜」さんのプロが作った楽譜です。
有料ですので、上記の無料楽譜で満足できなかった方はこちらから見てみてください。
みりん says
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