1832年にフレデリック・ショパンによって作られた「別れの曲」。
「革命のエチュード」を始め、数々のエチュード(練習曲)を作り出したショパンですが、この「別れの曲」も実はエチュードの1つです。そのためこの曲は彼からすると、観賞用というよりは技術向上のための練習曲として位置づけているようです。
しかし実際にはショパンのエチュードはそのどれもが魅力的で美しいものばかり、現代ではクラシックの定番曲の1つとしてとても有名になっています。
今回はそんなショパンのエチュードの1つ「別れの曲」の無料ピアノ楽譜を紹介していきます。
別れの曲 無料楽譜
それでは「別れの曲」の無料楽譜を3つ紹介します。
それぞれの楽譜をよく見て、もしくは聴いて、好きな楽譜を選んでみましょう。もちろんダウンロードして印刷することができます。楽譜画像をクリックするとリンク先へ移動しますので、そちらでダウンロードや印刷をされてください。
今回紹介する無料楽譜で気に入ったものがなければYAMAHAが運営するぷりんと楽譜で販売されているプロが作った「別れの曲」のピアノ楽譜を購入して演奏してみましょう。
-別れの曲-無料楽譜①(初級)
最初は初級難易度の楽譜です。
別れの曲の序盤をシンプルにまとめた楽譜に鳴っています。初心者の方は単に演奏するだけでなく、音の強弱とリズムに気をつけて演奏しましょう。
最初の音楽用語「Lento ma non troppo」は「遅すぎない程度にゆっくりと」。中盤の「Poco accel」は「少しだけ徐々に早く」です。
また、途中に出てくる「フォルテ」や「ピアニッシモ」のパートに入るときには、すでに自然にそうなっているように、その前の「クレッシェンド」などで調節していきましょう。
-別れの曲-無料楽譜②(初級)
次に①よりもやや難しい楽譜です。
特に左手の伴奏は「legato」を意識しましょう。音が切れて単調にならないよう、なめらかにしっかりつなげることに集中して下さい。
記載はありませんがテンポは♪=80程度ですので、急ぐ必要はありません。
-別れの曲-無料楽譜③(中級)
最後に(おそらく)原曲通りの楽譜です。
-別れの曲- 楽譜
最後にYAMAHAが運営している「ぷりんと楽譜」さんのプロが作った楽譜です。
有料ですので、上記の無料楽譜で満足できなかった方はこちらから見てみてください。
1曲単位で購入できるので書店で楽譜集を買うよりお買い得ですよ。
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