学校の音楽の授業などでも馴染み深いシューベルト作の歌曲「野ばら」。耳に残りやすいシンプルなメロディーで、年をとってもなかなか忘れない曲の一つですね。
私は高校生の頃の音楽の授業で、この「野ばら」をドイツ語で歌うことが実技試験として課せられていました。あまり歌が得意ではなかったので、かなり苦戦しましたし、もちろんいい点数が採れなかったの覚えています。
この曲は簡単な歌曲ですので、ピアノ初心者の練習曲としてはぴったりです。またメロディーだけであれば小さなお子様やリコーダーなどの楽器での演奏も比較的容易に演奏できるでしょう。そんな「野ばら」の楽譜を難易度別に紹介していきます。難易度や雰囲気に合わせて自分にピッタリの運命の楽譜を見つけてみてください。ドレミ付きで右手だけでの楽譜もありますので、初心者の方や小さなお子さんはそちらの楽譜をご利用ください。
野ばらの豆知識
楽譜を紹介する前にこの「野ばら」の豆知識を説明します。
この曲の歌詞はもともと、ドイツの小説家であるゲーテが誌として書いたもので、その後シューベルトが音を付けて歌曲にしたものです。実際シューベルトはゲーテがこの詩を書いたあとで生まれています。この曲は今で言うところのポップス的な位置付けの音楽で、当時は最先端の歌でした。そしてこの曲はシューベルトが作った曲の中でも傑作の1つとして位置づけられています。
シューベルト以外にもゲーテの野ばらに音を付けた作曲家はベートーヴェンやブラームスなど何人か存在し、有名なものはヴェルナーが作曲した野ばらです。ヴェルナー作曲のものは歌としてよりもメロディーとして公共の場の音楽(街の5時のサイレンや学校の朝の音楽など)で使われています。興味がある方はYoutubeなどで聞いてみてください。
野ばら 無料楽譜
それでは「野ばら」の無料楽譜を3つ紹介します。
それぞれの楽譜をよく見て、もしくは聴いて、好きな楽譜を選んでみましょう。もちろんダウンロードして印刷することができます。楽譜画像をクリックするとリンク先へ移動しますので、そちらでダウンロードや印刷をされてください。
今回紹介する無料楽譜で気に入ったものがなければYAMAHAが運営するぷりんと楽譜で販売されているプロが作った「野ばら」のピアノ楽譜を購入して演奏してみましょう。
-野ばら-無料楽譜①(初心者向けメロディー譜)
こちらは右手でメロディーだけを演奏する自作の初心者向け楽譜です。
初心者の方でも楽しめるようドレミの音階を付け、移調しています。
-野ばら-無料楽譜②(初級~中級)
こちらは「野ばら」の初級難易度の両手楽譜です。
いくつかアレンジが加えられており、非常に全体がまとまっている楽譜です。
ところどころ出てくる16部音符などの音は装飾で、メロディーと関係がないものがありますので、難しい方はそれらを無視して演奏してみましょう。余裕が出てきたら指の練習に頑張ってチャレンジしてもいいですね。
-野ばら-無料楽譜③(初級~中級)
先程の楽譜とは曲調が異なった両手楽譜です。
やや疾走感というか、風が吹いている野ばらを思い浮かべるような曲調に仕上がっており、個人的にはこちらのリズムの良さが好きですね。
-野ばら- 楽譜
最後にYAMAHAが運営している「ぷりんと楽譜」さんのプロが作った楽譜です。
有料ですので、上記の無料楽譜で満足できなかった方はこちらから見てみてください。
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