ベートーヴェンの代表曲であり、クラシックの代表曲として知られる「悲愴」。
「悲愴」の中でも特に第2楽章は、「るろうに剣心」を始めとした様々なアニメやテレビ番組で挿入されることも多く、多くの人に馴染みのある曲なのではないでしょうか。
今回はそんなベートーヴェン、ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」の有名な第2楽章の無料ピアノ楽譜をいくつか紹介していきます。
原曲を忠実に再現した楽譜はもちろん、いろんなアレンジ楽譜もあります。難易度や雰囲気に合わせて自分にピッタリの悲愴の楽譜を見つけてみてください。ドレミ付きで右手だけでの楽譜もありますので、初心者の方や小さなお子さんはそちらの楽譜をご利用ください。
悲愴の豆知識
楽譜を紹介する前にこの「悲愴」の豆知識を説明します。
ソナタ形式のこの曲は「月光」「熱情」とともに、ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタとして知られています。ベートヴェンより前に作られたソナタ形式の曲というのは、第1楽章の最初に主題となるメロディーを入れることが多く、世の中に広く知られている曲のメロディーはだいたい第1楽章のものでした。しかしベートヴェンはこの暗黙のルールを変え、第1楽章をまるっと序奏(イントロ)に変えて、第2楽章にしまったのです。そのためこの「悲愴」においても有名なのは第1楽章ではなく、第2楽章となっています。いわゆる普通ではないソナタを作り、それでいて人々の心を動かす大作に仕上げていることからもベートヴェンのすごさ、音楽界の革命家ぶりが伺えますね。
ちなみに「悲愴」は第3楽章まであるので、興味がある方はYoutubeなどでじっくり聞いてみてください。
悲愴 第2楽章 無料楽譜
それでは「悲愴」の無料楽譜を3つ紹介します。
それぞれの楽譜をよく見て、もしくは聴いて、好きな楽譜を選んでみましょう。もちろんダウンロード・印刷は可能です。楽譜画像をクリックするとリンク先へ移動しますので、そちらでダウンロードや印刷をされてください。
今回紹介する無料楽譜で気に入ったものがなければYAMAHAが運営するぷりんと楽譜で販売されているプロが作った悲愴のピアノ楽譜を購入して演奏してみましょう。
-悲愴-無料楽譜①(初心者向け)
こちらは右手でメロディーだけを演奏する自作の初心者向け楽譜です。
ピアノを始めたばかりの初心者向けとなっているためドレミの音階も付けており、黒鍵をできるだけ使わないように移調しています。
リコーダーや鍵盤ハーモニカなどでも簡単に演奏できますよ。
-悲愴-無料楽譜②(初級)
こちらは、「悲愴」の初級難易度の両手楽譜です。
①同様に演奏しやすいように移調されております。最後だけは和音が続きますが、初心者の方の両手演奏としてもピッタリの練習曲になっています。
-悲愴-無料楽譜③(中級~)
最後はほぼ原曲通りのやや高難易度になっている楽譜です。とはいえ原曲の難易度は易しい方ですが。
右手だけなら頑張れても左手のトリルの多さに指がツル方もいらっしゃるかもしれないと思いながら紹介しています。。。
何より曲は春の訪れを感じて、楽しく演奏する曲だと思います。少しトリルの早さを抑えてでも、自分が気持ちよく演奏することに重きをおいたほうがいいかと思います。
-悲愴- 楽譜
最後にYAMAHAが運営している「ぷりんと楽譜」さんのプロが作った楽譜です。
有料ですので、上記の無料楽譜で満足できなかった方はこちらから見てみてください。
コメントを残す