【今すぐ使える無料楽譜】-カノン (パッヘルベル)-難易度別全5楽譜

記事をシェアする誰もが聞いたことがあるクラシックのド定番曲の一つ「カノン」。 とても聴きやすいだけでなく、聴いていてどこか心の落ち着きをもたらしてくれるとても心地の良い曲ですね。   今回はそんなカノン(パッヘルベル)の無料ピアノ楽譜をいくつか紹介していきます。 原曲を忠実に再現した楽譜はもちろん、いろんなアレンジ楽譜もあります。難易度や雰囲気に合わせて自分にピッタリのカノンを見つけてみてください。 滑らかな演奏をしたり、すこし指を早く動かすための練習曲としてはぴったりですので、この曲が好きな方はぜひ一度演奏してみることをおすすめします。     目次カノンの豆知識パッヘルベルのカノン 無料楽譜 -カノン-無料楽譜①(入門・リコーダー用編曲)-カノン-無料楽譜②(入門)-カノン-無料楽譜③(初級)-カノン-無料楽譜④(中級)-カノン-無料楽譜④(初心者向け)パッヘルベルのカノン 楽譜 カノンの豆知識 楽譜を紹介する前にカノンの豆知識を説明します。 そもそも「カノン」という名前で有名になっているこの曲ですが、「カノン」は正式な曲のタイトルではありません。 「カノン」というのは『ある声部の旋律を他の声部で、厳格に模倣しながら追いかけてゆく技法、また曲。(Oxford Languagesより)』という意味の音楽用語です。すこし具体的に言うと、オーケストラの中のあるグループが主題と周回遅れでパートを演奏していくような技法です。 分かりやすい例が「かえるの合唱」です。かえるの合唱では同じメロディーを追いかけっこしながら歌いますよね。このような演奏方法もカノンです。厳密にはかえるの合唱のように「全く同じメロディーを追いかけっこするもの」を「輪唱」とよびます。「カノン」はこの「輪唱」に加えて「異なるメロディーで、タイミングをずらして演奏するもの」も含める広い意味の言葉となります。   「カノン」で有名なこの曲の正式なタイトルは「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」というとても覚えにくいものです。この曲の特に前半で「カノン」の技法が使われており、作曲者がヨハン・パッヘルベルという人だったので、そこからこの曲の一部を「パッヘルベルのカノン」または「カノン」という名前で世間に広まりました。   パッヘルベルのカノン 無料楽譜  今回は「カノン」の無料楽譜を5つ紹介します。 それぞれの楽譜をよく見て、もしくは聴いて、好きな楽譜を選んでみましょう。もちろんダウンロード・印刷は可能です。楽譜画像をクリックするとリンク先へ移動しますので、そちらでダウンロードや印刷をされてください。 今回紹介する無料楽譜で気に入ったものがなければYAMAHAが運営するぷりんと楽譜さんで販売されているプロが作ったカノンのピアノ楽譜を購入して演奏してみましょう。   -カノン-無料楽譜①(入門・リコーダー用編曲) 最初に小学校の学校の音楽の教科書にあるような、リコーダー用に音の高さを変えた、比較的短いシンプルな楽譜です。 ハ長調に移調してドレミの音名も付け、ところどころに指番号を振っています。 左手は1行目の4つの小節を永遠に繰り返していきます。 <演奏動画> <無料楽譜>    -カノン-無料楽譜②(入門) 次に原曲のキー(ニ長調)に戻して、比較的原曲に近いメロディーに戻したものです。 ドレミの音名も付け、ところどころに指番号を振っています。 少し指使いが難しい箇所は音を省略しています。 左手は①と同じく1行目の繰り返しです。 <演奏動画> <無料楽譜>    -カノン-無料楽譜③(初級) 次に全体の難易度を上げた楽譜です。ブルグミュラー程度の難しさを想定しています。 強弱記号が多いのですが、最初は気にせず、ある程度演奏に慣れてきてから意識していきましょう。 左手は同じく1行目の繰り返しです。 <演奏動画> <無料楽譜>    -カノン-無料楽譜④(中級) 次に②をベースに、さらに難しくした楽譜です。 ある程度ピアノが演奏できる方向けにしています。 左手はアレンジを加えようか迷いましたが、1行目の繰り返しにしています。  <演奏動画> <無料楽譜>     -カノン-無料楽譜④(初心者向け) 最後に数年前に制作した少し古い楽譜です。 ニ長調ですが、楽譜を見慣れていない方向けに、黒鍵の箇所はすべて臨時記号を使っています。   <演奏動画> <無料楽譜> パッヘルベルのカノン 楽譜 最後にYAMAHAが運営している「ぷりんと楽譜」さんのプロが作った楽譜です。 有料ですので、上記の無料楽譜で満足できなかった方はこちらから見てみてください。 記事をシェアする